書道講演会
お教室のお休みを利用して、国立新美術館で開催された書道講演会を聴講してきました。
内容は「源氏物語と紫式部の書道観」についてでした。
平日にも関わらず会場は満席でした。
かなや連綿は何度も書いてきましたが、そのもとになる紫式部の時代やそのもっと前の時代背景などは考えたこともなかったので、大変勉強になりました。
特に心に残ったのは、他者に読まれることを意識した「褻(け)」の文字と、その逆の「晴れ」の文字があることでした。
言われてみるとその両方があるのは当たり前ですが、そこには確かに見た目に大きな違いがあるなと感じました。
文字を学ぶだけでなく、その背景や気持ちまでも学ぶことで、これからもっと奥深い作品を仕上げる指導に役立てることができると感じました。
貴重な機会をいただき、感謝いたします。